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学歴フィルターを導入する企業・通過する大学一覧

就活生の皆さんなら、就活用語の一つである「学歴フィルター」という言葉についてご存知かと思われます。学歴フィルターについては、その存在の有無について様々な憶測や根拠のない噂などが数多く乱れ飛んでいる状況にあります。

そこで今回は当編集部のネットワークを活かした独自取材をもとに、学歴フィルターが存在しているかどうか明らかにして参ります。就活生必見の記事です!

 

学歴フィルターとは

学歴フィルターとは、「学歴の高くない大学出身者を選考の早い段階で落として、学歴の高い学生の中から採用選考すること」です。書類選考や一次面接で学歴の高くない学生は落とされる傾向にあります。表向きは「学歴不問」でも、膨大な応募数を効率的にふるいにかけるために学歴フィルターを導入するのです。

結論:「学歴フィルター」を導入している企業は存在する!

では学歴フィルターが存在するかどうかについて、就職倍率で数千倍を超える超人気企業の人事担当者から、社名を明かさないことを条件として明確に回答を得た事実として、「学歴フィルター」を設定している企業は確実に存在するというのが結論です。

ただし、日本の全ての企業が学歴フィルターを設定している訳では勿論ありません。また、学歴フィルターの設定は「○○業界なら必ず」だとか「東証一部上場企業はどの会社も」といった単純な括りで括ることもできないことも付け加えておきます。

東証一部上場企業で学歴フィルターを設定している企業もあれば、同じ東証一部上場であっても、そうした学歴フィルターは一切設けていない企業も多数存在しています。また、先に紹介した人事担当者の話では同一企業であっても全ての募集職種において学歴フィルターを設定している訳ではないそうです。つまり同じ企業であっても、学歴フィルターがある職種とそうでない職種が混在している場合もあるということです。

また、企業によっては学歴フィルターを年度によって設定したり、設定しなかったりといったこともあるようで、こうした複雑な状況が学歴フィルターに関する様々な憶測や都市伝説的な噂を招いてしまっている背景になっていると言えます。

 

学歴フィルターを導入している企業の特徴

ではどのような企業が学歴フィルターを設定している可能性が高いのでしょうか。企業側は絶対と言って良いほど、学歴フィルターを設定していたとしても、その存在を公に認めることはありません。そのため、どうしても「可能性」で判断するしかありませんが、主には次のような企業が学歴フィルターを実施している場合が多いと言えます。

 

・毎年就職人気ランキングで上位となり、説明会の参加応募数が多い企業
知名度が全国レベルの東証一部上場企業
・大手総合商社
・投資系金融機関
コンサルティングファーム
・グローバルに事業展開を行っており、世界中で求人を行う大企業
・高度な知識が求められる企業

ただし、繰返しとなりますが、留意して欲しいことはこれらに該当する企業が全て学歴フィルターを設定している訳ではないということです。大切なことは、「東証一部上場の有名企業=学歴フィルター設定」といった単純な図式化のもとに学歴フィルターを理解しないようにすることです。

 

学歴フィルターを通過できる難関大学

学歴フィルターを通過できる可能性が高い大学一覧をご紹介します。難関企業の求める能力・経験値によってもフィルターがかかるラインは違います。あくまでご参考程度にしてください。

国公立 東京大学一橋大学京都大学、各大学の医学部医学科、北海道大学東北大学筑波大学東京工業大学お茶の水女子大学東京外国語大学横浜国立大学名古屋大学大阪大学神戸大学九州大学国際教養大学首都大学東京東京農工大学千葉大学名古屋市立大学、名古屋工業大学金沢大学京都工芸繊維大学大阪市立大学岡山大学広島大学小樽商科大学埼玉大学電気通信大学東京学芸大学横浜市立大学新潟大学信州大学静岡大学、滋賀大学、京都府立大学奈良女子大学大阪府立大学神戸市外国語大学熊本大学
私立

慶応義塾大学、早稲田大学慶応義塾大学、上智大学国際基督教大学東京理科大学中央大学(法学部)、同志社大学明治大学青山学院大学立教大学中央大学、法政大学、学習院大学津田塾大学関西学院大学関西大学立命館大学

企業が学歴フィルターを導入する2つの理由

①効率良く選考するため

まずは採用にかかるコスト面の話。企業が新入社員を採用するコストは、金額的にも人的にもコストが非常に高いのです。特に大手の人気企業となれば数千人から応募がくるのですが、書類選考するのは社内にいる数名の人事部の人間。もちろんそれ以外にもたくさん業務があるため、選考に関する書類をひとつひとつ丁寧にじっくりと見ている時間はないのです。

学歴フィルターを通せば、企業によっては70%近くフィルターで落とすこともできるため、採用スケジュールを円滑に進めるためにも必要な手段なのです。

②高学歴の学生には安心感がある

学歴の低い学生は安心できないという意味ではありません。高学歴であってもとんでもないトラブルを引き起こす可能性があることを人事部もわかっています。企業が求める安心感は以下の5点です。

・「学業」という学生にとって最低限の義務を高い水準でクリアしてきたから
・コツコツと継続して努力できる、忍耐力がある
・優秀な社員の出身者と同じ大学であれば期待できる
・道を踏み外すようなことをしない可能性が高い
・もの覚えが早い

いい人材を採用できたと思っても、実際に働いてみないと人柄や性格は分かりません。すぐに辞めるかもしれないし、仕事の内容を覚えるスピードが遅い、モチベーションが低いなど、さまざまな問題があるのです。学歴フィルターを導入する目的は、採用の段階でそのリスクをできる限り排除したいという企業の意図もあるのです。

先入観で勝手に諦めない・人気のない優良企業を発見しよう

では旧帝大早慶、MARCHといった有名大学以外の学生は学歴フィルターの前になす術はないのでしょうか。残念ながらシステマティックに学歴フィルターを書類選考等で採用している企業なら、人間的な資質や取得資格等で挽回することが難しいのは事実です。

しかしながら、学歴フィルターを設定していない人気企業や一部上場企業は多数存在しますので、先入観だけで勝手に学歴フィルターが設定されているだろうと判断して諦めないで、人気企業であってもアプローチしてみることです。

また、就活生自体が反省しなければならない点と言えますが、多くの就活生が知名度だけで就職先を選ぶ傾向が強すぎることが、企業側に学歴フィルター設定させる要因にもなっているということです。

日本には規模こそ小さいけれども世界的なシェアを誇っている中小企業や、知名度が全く無いために説明会参加者が少ないが、経営状況が極めて良好な優良企業なども決して少なくないのです。シャープが経営難から台湾企業に買収される時代です。

知名度やブランドだけに頼って就職先を探すのではなく、有名ではなくとも特定の分野で強みを有する優良企業を就職先の候補企業として積極的に考えるという発想の転換も大切と言えます。

高校フィルターもある

最後に、捕捉情報としてお伝えしておきたいのが「高校フィルター」です。高校フィルターはAO入試の影響により、大学名による学歴フィルターが「学力フィルター」として機能しない面があることを察知している企業の間で密かに浸透していると言われているのが、最終学歴となる大学ではなく出身高校によって人材選抜も一部で既に行われています。

例えば日東駒専の学生であっても、各都道府県を代表する名門高校や首都圏の有名中高一貫校出身の学生なら「中学、高校時までの基礎学力が高い」という信頼感から学歴フィルターの例外として書類選考対象になったり、企業側か逆にアプローチを受けたりする場合があると言われています。

そのような意味では、例えば大学受験に失敗して滑り止めの大学に進学したという名門高校出身者は、大学名だけで就職を諦めるのはまだ早いといって良いでしょう。

 

引用元:アンドプラス

 

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